保育士がエピペンをアレルギー対応ガイドラインだけで使用するのは危険という話
- 2011年02月22日
- 保育とエピペンの受託
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- エピペンと与薬代行, 保育上のリスク管理, 保育者や園の過失
平成22年7月12日、アレルギー対応ガイドライン作成検討会が開催され、とうとう保育所内における保育士の、エピペン(アナフィラキシー補助治療剤)の代理注射を認める(予定)、23年度に向けての方策が示されました。
ごくごく最近まで、かかりつけ医から処方された風邪薬すら保育園で預かるか、親の代りに飲ませるべきか混迷してきた認可保育園ですから、隔たりなく保育する中で増え続けるアレルギーへの対応策とはいえ、
いきなり「注射の必要性」を付きつけられて困惑しないわけがないと思います。

エピペンは、アナフィラキシーショック時の症状を和らげるための有効な薬剤ですし、他の薬に比べて、一般的な使い方を含めて、関連情報も整理されてきている方だと思います。
しかし、一見すると、その気になれば簡単に使用できそうに見えるエピペンも、もともと厳格なルールがある上、その使用法を誤ると、とても危険なものになります。
それだけに、保育士の代理注射については、非常に限定された範囲での解禁であることを保育関係者は認識して、感情論ではなく、自らしっかり学んだ上で、今後、園での保管の是非を検討する必要があります。
さらに、単に薬剤の預かりルールを決めて、今までのような取り違えをなくす方法を検討するだけではなく、薬剤とアナフィラキシーショックの特性をふまえた、保育園の運営上必要なリスクマネージメントに対して、職員一同がそろって取り組んだほうがよいとも思います。
というのも、アナフィラキシーショックは、決まった原因(アレルゲン)で発症しますが、それはハチ毒だったり、食物アレルギーだったり、その原因物質によって、発症時間や場所などが変わってくるため、限定的でありながら、思いも寄らない場面での発症に、処置する側もパニックに陥る可能性を大いにもっているためです。
アナフィラキシーとは、ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる、急性アレルギー反応のひとつです。(中略)血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがあります。これをアナフィラキシーショックと呼びます。
http://www.anaphylaxis.jp/ アナフィラキシー対策フォーラム
しかし、エピペンを受託し、場合によっては代理使用を約束した以上、普段にも増して法的な「注意義務」が科せられます。対応後の事態によっては、園や職員に対する重い過失責任を問われたり、傷害事件に発展する可能性もあります。
だからといって、保育士がエピペンを代理使用することに無理があるといっているわけではなく、エピペンが必要とされていて、効果も認められている薬剤だからこそ、さらに安全に、そして適切な使用が求められると考えてのこととご理解ください。
次回は、ハチ毒や食物アレルギーといった具体例に出しながら、もっと踏み込んで保育中のリスク管理について考えていきますので、どうぞ一緒に考えてみてください。



保育士がエピペンをアレルギー対応ガイドラインだけで使用するのは危険という話 – http://goo.gl/9lJuR 早めに保育士のリスクマネジメントについて考えよう #hoikuen #hoiku
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