- 2009-10-12 (月) 20:30
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先日、10月8日・9日の日経産業新聞に興味ぶかい記事がありました。AED(自動体外式除細動器)の設置件数についての記事ですが、最近では公共施設だけでなく、幼稚園や保育園で設置されるのも、頻繁に見かけるようになってきました。

これが、一般に売り出されているAEDのひとつです。現在、日本では、主に3種類ぐらいのAEDが販売されていると言われていて、そのうちのひとつです。(これは、トレーニング用の擬似AEDなので、実際に電流がながれるわけではありません)
とはいえ、どれもほとんど操作方法や大きさは一緒で、本物であっても、すべて音声で実際の操作手順は、この機械(AED)が指示してくれますから、その音声の指示とおりに行なうだけでできます。
地域の中の公共の場のひとつとして、「幼稚園・保育園に行けば、AEDがある」と思ってもらえるのも、園のひとつの大きな役割ではないかなぁと、うれしく感じています。
「一般の人がAED(自動体外式除細動器)を使用できるように法改正されて5年たち、(中略)AEDの国内設置件数は2,008年12月時点で20万台強。(中略)一方で、心疾患で突然死した約5万人のうちAEDが使われた人は300人程度にとどまる。(中略)救命や蘇生法に対する知識が一般に広がっていない」
ただ、同時に園内に設置数が増えるとともに、設置時に説明を受けたスタッフ以外に、在籍する保育士や幼稚園教諭、そのほかのスタッフが、どのような意識をもっているのか、一度、確認してみるべきではないでしょうか。
そして、業者任せにせず、保守管理への責任感を全員がもち、実際に躊躇なく使える訓練ができていることも、とても重要なことだと思います。
実際に、保育園や幼稚園で、園児に対してAEDの使用や、心肺蘇生が必要な場面がおとずれれば、命をすくえる結果以前に、集団生活における管理責任や過失がとわれる事態になる可能性が高くあります。
正直、(心肺蘇生を)やらないですむ、(AEDを)つかわないですむことが望ましかったりします。だからといって、一時救命処置について知らなくてもいいわけではないし、あきらめ半分の運任せでもいけません。
広くふかい知識に裏付けられた行動、安全性を高める環境づくりができていてこそ、そのような事態におちいる危険性が低くなっていくのだと思いますし、かぎりなくゼロに近い状態をめざす決意を、みんながもつことが大事ですね。

医療従事者(医師や看護師)ではなくとも、子どもたちと一緒にいる場で、子どもたちの身に万が一の事態がおこったときには、「つなぐ」ための行動が求められます。そんなときというのは、パニックになったり、なかなか落ち着いた行動がとれないものです。
それでも、できること、知っていることをもとに、まず少しでも早く迅速に行動できるかどうかが、こどもの命をすくう大きなカギになってきます。
だからこそ、「(心肺蘇生法を)やったことがない。(AEDを)見たことがない」、だから、わからない、できない。と、行動する以前の部分でつまずかないように、できるかぎり、少しでも多くの人に、「まず体験ができる」機会をふやしていきたいなぁと感じています。
写真は、3歳~5歳児の小児を想定したダミー人形(ジュニアくん)に対して、「手当てのステップ」のステップ2.生の徴候をしらべるところから、AEDをうごかすところまでの一連のデモンストレーションをしたところです。

ドラマの救命救急の場面でお医者さんがつかうような、さも、ものすごい電流がながれるんじゃないかと思わされるようなものでもないし、ドンッ!と跳ねあがるんじゃないか?と、つい一般人が想像してしまいそうな、こわいイメージはないと思います。
ぜひ、講習会などに積極的に参加して、しっかり体験しておいてくださいね。
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