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AED の設置運用の様子: サイトからのお知らせ

AEDの設置場所を知るだけでも救命率は上がる

 心肺蘇生法やAEDの使用法を体験する講習会などでは、「AED持ってきてください」のひと言で、AEDがすぐ手元に届くと思いますし、反対にお願いされたときでも、探すまでもなく、すぐにAEDが見つかると思います。当たり前ですよね。

では、保育園や幼稚園で、もしAEDが必要になったらどうでしょうか。最近では設置してある園も増えてきてはいますが、まだまだ設置されてない園のほうが多いのではないでしょうか。

講習会を受講した主任が「AED持ってきてぇ!」と叫びます、さて、どこから持ってきましょうか。(※もちろん、持ってこれない場合に、AEDを使わない選択肢・蘇生法もあります)

非番の日、街中で、「AED持ってきてください」と頼まれました。見渡した限りでは、目に付く場所にAEDは見当たらないようです。どうやって探しますか?

 園内に、もともとAEDがなければ、主任が叫ぶことはないかもしれませんが、もし近隣にあって、無理なく取りにいける距離にあったのだとしたら、救急車を待つ間、AEDがないより、あって処置できることのほうが望ましいですね。

保育園・幼稚園にAEDが設置されてない場合、事前に、周囲のどこにAEDが設置してあるか知っていれば、もしかしたら、救急隊の到着を待つ間に、AEDを使えるかもしれません。そのような救急隊が来るまでの短い時間でも、先にAEDを試みるか、試みないかで、救命率や、のちの回復状態が大きく違ってくることがあります。

消防庁など全国約800の消防機関が平成17年から3年間集計した院外の心停止患者約31万2300人の記録。救急隊が到着する前に居合わせた人がAEDで救命措置を取った患者は、取らなかった患者に比べて、社会復帰率が2倍以上高くなることが裏付けられたという。AEDを早く使用すれば救命率もあがることも判明した。(中略)
 研究チームは「公共の場のAEDを増やすほど早く使うことができる。AEDの設置数増加が、心停止の救命率をあげると国レベルでわかった」としている。
http://sankei.jp.msn.com/ 産経新聞

公共の場での設置数の増加とともに、その設置場所を複数知っていることで、場所や状況によって臨機応変に対応することができて、より早く使用することができるようになります。

園外保育に出かけるとき、プライベートで出かける前に、ちょっとだけ行き先周辺の設置事情について調べておくだけで、出会した事態が180度変わってくるかもしれませんね。


http://itunes.apple.com/jp/app/aedmap/id353424217

 たとえば上記のストアーでは、街中のAED設置事情を通知してくれる、スマートフォンの無料アプリをダウンロードすることができます。本当に、出かける前のちょっとの時間で、気軽に確認することができますね。

時間があれば、ぜひ一度、パソコンの前でお住まいの地域やお勤めの地域について調べてみるのもいいと思います。そういった場合、まずは、救急蘇生の日本版ガイドライン作成にも関わっている日本救急医療財団の、AED設置場所検索から始めてみるのがいいと思います。


http://www.qqzaidan.jp/AED/aed.htm

 しかし、日本全国には、今約27万台ものAEDが設置されているそうで、上記の検索情報でも掲載されていない設置ポイントがあるかもしれませんし、もしかしたら、その載っていないポイントを、あなたはご存知かもしれません。そんなときは、以下のサイトで、あなたの持つ情報を社会に対して役立てるのもいいかもしれませんね。


http://aedm.jp/

 さらに、各自治体もそれぞれの地域に設置されたAEDの情報発信に熱心ながら、都道府県単位で比べたところ、一番、見た目から分かりやすく、使い勝手もよい印象だったのが、ダントツで「大阪府」のAEDマップです。


http://osakaaed.jp/maps

機能性は、大阪府にけっして負けてないのに、AEDの設置場所を検索するという目的の前では、ちょっと不便さを感じてしまうのが、次の愛知県の「あいちAEDマップ」。


http://aed.maps.pref.aichi.jp/

地理好きの人が、愛知県内の様子を眺めるためであれば、きっと満足いく地図機能だろうと思いますが、いざAEDを探そうと思うと、曖昧に 「あのへん、このへん」ならともかく、手早く、ピンポイントに 「ここ!」と知るためには、使い勝手に慣れないと自慢の機能が役立ちません。

 最後に、ちょっと蛇足になりますが、公共交通機関の代表格である電車の駅ででは、かなりの確率でAEDの設置表示を見かけるようになりました。たとえば、JR東日本の設置の様子。


http://www.jreast.co.jp/aed/map.html

そうなると今度は、駅に関わらず、AEDの設置表示は見たことあるけど、実際、その施設の中のどこに置いてあるの?と、施設によっては、ウロウロと捜し回ることになりかねません。

ぜひ、設置表示を見かけたら、どこに置いてあるのかまで、ぜひ興味をもって確認してみてください。あなたが、よく出向く施設のAEDの設置場所の使い勝手はいかがでしょうか?

AEDを本当に運用できてる保育園がどれだけ?

 先日、10月8日・9日の日経産業新聞に興味ぶかい記事がありました。AED(自動体外式除細動器)の設置件数についての記事ですが、最近では公共施設だけでなく、幼稚園や保育園で設置されるのも、頻繁に見かけるようになってきました。

 これが、一般に売り出されているAEDのひとつです。現在、日本では、主に3種類ぐらいのAEDが販売されていると言われていて、そのうちのひとつです。(これは、トレーニング用の擬似AEDなので、実際に電流がながれるわけではありません)

とはいえ、どれもほとんど操作方法や大きさは一緒で、本物であっても、すべて音声で実際の操作手順は、この機械(AED)が指示してくれますから、その音声の指示とおりに行なうだけでできます。

地域の中の公共の場のひとつとして、「幼稚園・保育園に行けば、AEDがある」と思ってもらえるのも、園のひとつの大きな役割ではないかなぁと、うれしく感じています。

「一般の人がAED(自動体外式除細動器)を使用できるように法改正されて5年たち、(中略)AEDの国内設置件数は2,008年12月時点で20万台強。(中略)一方で、心疾患で突然死した約5万人のうちAEDが使われた人は300人程度にとどまる。(中略)救命や蘇生法に対する知識が一般に広がっていない」

 ただ、同時に園内に設置数が増えるとともに、設置時に説明を受けたスタッフ以外に、在籍する保育士や幼稚園教諭、そのほかのスタッフが、どのような意識をもっているのか、一度、確認してみるべきではないでしょうか。

そして、業者任せにせず、保守管理への責任感を全員がもち、実際に躊躇なく使える訓練ができていることも、とても重要なことだと思います。

 実際に、保育園や幼稚園で、園児に対してAEDの使用や、心肺蘇生が必要な場面がおとずれれば、命をすくえる結果以前に、集団生活における管理責任や過失がとわれる事態になる可能性が高くあります。

正直、(心肺蘇生を)やらないですむ、(AEDを)つかわないですむことが望ましかったりします。だからといって、一時救命処置について知らなくてもいいわけではないし、あきらめ半分の運任せでもいけません。

 広くふかい知識に裏付けられた行動、安全性を高める環境づくりができていてこそ、そのような事態におちいる危険性が低くなっていくのだと思いますし、かぎりなくゼロに近い状態をめざす決意を、みんながもつことが大事ですね。

 医療従事者(医師や看護師)ではなくとも、子どもたちと一緒にいる場で、子どもたちの身に万が一の事態がおこったときには、「つなぐ」ための行動が求められます。そんなときというのは、パニックになったり、なかなか落ち着いた行動がとれないものです。

それでも、できること、知っていることをもとに、まず少しでも早く迅速に行動できるかどうかが、こどもの命をすくう大きなカギになってきます。

だからこそ、「(心肺蘇生法を)やったことがない。(AEDを)見たことがない」、だから、わからない、できない。と、行動する以前の部分でつまずかないように、できるかぎり、少しでも多くの人に、「まず体験ができる」機会をふやしていきたいなぁと感じています。

 写真は、3歳~5歳児の小児を想定したダミー人形(ジュニアくん)に対して、「手当てのステップ」のステップ2.生の徴候をしらべるところから、AEDをうごかすところまでの一連のデモンストレーションをしたところです。

ドラマの救命救急の場面でお医者さんがつかうような、さも、ものすごい電流がながれるんじゃないかと思わされるようなものでもないし、ドンッ!と跳ねあがるんじゃないか?と、つい一般人が想像してしまいそうな、こわいイメージはないと思います。

ぜひ、講習会などに積極的に参加して、しっかり体験しておいてくださいね。

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