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指しゃぶりひとつとって、歯並びは決まらない。生活習慣、発育をトータルに見守る目を

 9月13日(日)、家庭で行なう手当て:「ホームケア講座」の第5回目(2009年度)をむかえました。ホームケア講座は、小さなお子さんを子育て中のお母さんたちや近隣の保育士のみなさんにあつまっていただき、

毎月第二週日曜日に行なっている応急手当の自主的な勉強会です。

勉強内容の組み立てについては、「LSFA-children's」という応急手当プログラムが土台にありますが、毎回、内容は多岐にわたり、今回は小児歯科の歯科医をお呼びしての歯科セミナーを行ないました。


 お話をしてくださったのは、スマイルケア西八王子デンタルクリニック(東京八王子)医院長の牧野先生です。セミナーは、お家でできる虫歯予防について、虫歯になる原因をはじめ、

歯のみがき方や歯科矯正について、そして予防の大切さにいたるまで、ゼロからひとつひとつ分かりやすく教えてくださいました。

 その中でも、お母さんたちが特に気になっていたことは、「歯並び」でした。まだ指しゃぶりをやめられないお子さんもいて、指しゃぶりなどが歯並びに影響が出ないかなと心配なんですよね。

保育園でも、お母さんたちから、そういった質問をうけることは多いですし、保育士の中でも、「指しゃぶりは、歯並びをわるくするから、絶対にやめさせたほうがいい!」という否定派と、

「小学生になる前までに止められれば、それほど影響はないから、あまり気にしなくても大丈夫」といった肯定派に分かれていることも少なくありません。


 保育園で、このような相談をうけたときに保育士がとるべき応対を考えてみたいと思います。結論としては、「指しゃぶりが歯並びに悪い影響をもたらす」と決定づけるような考え方や、返答はしないほうがよいようです。

先天性要因や、成育中の環境要因によって、アゴをはじめとした口周辺の骨格の成長。そして歯の大きさや歯と歯の間のすき間の大きさの差など、個人差が出ますが、乳幼児期の歯の生えはじめのころについて、

その歯の大きさや生え方など、(虫歯などによって歯を損なう要因をのぞいて)将来にわたって歯並びが保証されるというような法則性は、残念ながら存在しないとの見解でした。

 一般に、永久歯というのは、乳歯の根のあるところをめざして生えてくるので、あとから乳歯より大きな永久歯が生えることを考えれば、乳歯と乳歯の間は、ある程度ひろがっていたほうが、歯並びてきには都合がいいそうです。

しかし、仮に乳歯の間隔がせまいお子さんがいて、その乳歯一本一本の根を基準に永久歯が生えた場合、ぶつかりあって歯並びが悪くなると思われますが、それは歯だけを見たらそうなるというだけで、

では、なぜ、その時点で乳歯の間隔がせまいのか、

それは乳歯の成長にくらべてアゴの骨の成長が、まだその時点では遅れているだけで、永久歯が生えてくるころには、骨格の発育が追いついてきて、しっかりと歯が並びささえられるスペースを十分に確保できるかもしれない可能性を残していることも考慮できるということです。

 指しゃぶりも、そんな要因のひとつにすぎませんね。じゃぁ、どうすればいいんだ?それは読んでくださっている、あなたへの宿題です。


わざわざスタッフのみなさんも来てくださいました。お忙しい中、きめこまかに準備してくださり、ありがとうございました。

スマイルケア西八王子デンタルクリニック:
  JR中央線 西八王子駅 南口より 徒歩1分

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配信: ホリスティック育自学研究所

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 ■保育士:保育歴19年
 ■指針整体師
 ■幼児フットケア:足趾健診
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