自前救命講習開催のすゝめ

「ファミリー&フレンズCPRコース」をつかった自主研修のすすめ

保育園の救命講習は「ファミリー&フレンズCPRコース」で自主開催

 救命救急講習といえば消防署の普通救命講習が有名ですが、指導資格などに関係なく誰でも国際規格の心肺蘇生法講習を開催することができる教材「ファミリー&フレンズCPRコース」をご案内します。

ファミリー&フレンズCPRコースは分かりやすい

そのファミリー&フレンズCPRコースを保育関係者が行なえば、園外から消防署職員などの特別な講師を呼ぶ必要もなく、職員同士だったり、または職員と保護者との間柄だったりと、いろいろな場面で身近な課題を持ち寄りながら、いつでも自分たちのペースで救命救急講習会を開けます。

ファミリー&フレンズCPR DVD,ファシリテーターガイド付き
備考:
本コースは,AHAインストラクターだけではなく,救命CPRスキルを他の人に伝えたいファシリテーター(コミュニティメンバー,家族,友人など)が開催することもできます。
参照:AHA ECC公式日本語サイト:ファミリー&フレンズCPRコース

心臓が止まった人に対して胸を押すときの仕組みから、窒息したとき人工呼吸をして救助する流れまで、ドラマを交え映像を通じて豊かに、そしてシンプルでとても分かりやすい説明が繰り広げられます。

自力開催だから保育の安全と安心が高まる

だから講習を企画した人の仕事は主に環境を整えるだけ。保護者の皆さんだって、我が子を預けている保育者から直接、救命法を教えてもらうことができたら保育に対する安心感だって格段に増していきます。

ファミリー&フレンズCPRコースでは,成人に対するハンズオンリーCPR,成人に対するAEDの使用,小児に対するCPRおよびAEDの使用,乳児に対するCPRを習得します。また,成人,小児,または乳児を窒息状態から救助する方法も指導します。

そういった目的をもってファミリー&フレンズCPRを使ってくれる保育関係者が増えてくれれば、保育業界の中での応急手当の学習が、量、そして質と共に大きく進展し保育安全が高まることでしょう。

自主開催でも学習効果を高められる教授法

 ユネスコ (国連教育科学文化機関)は「学習者である成人の関心を刺激しかつ維持し、その経験に訴え、その自立性を強化し及び学習者である成人がかかわる教育過程のあらゆる段階におけるその積極的な参加を求めるべきである」(第19回ユネスコ総会採択 - 1976)と言っています。

応急手当講習のように大人が目的をもって学ぶような場合は、講師から受講者へ一方的に教え込むのではなくて、ビデオの案内に導かれながら、受講者自らが自律的に学習の方向性を決定して、ゴールへ向かうことのできる心地よい環境ができあがることによって効果的に学べることが実証されています。

AHAの調査で実証済みの,ビデオを見ながら練習するPWW(practice-while-watching)方式を用いて指導されます。この方式によって受講者は,コースビデオの,スキル実施の一貫した正確なデモを見ながら,スキルを練習できます。

ファミリー&フレンズCPRコースの最大の特徴

 簡単にイメージを説明すると受講者(保育所職員や園児の保護者)はビデオ教材を見ながら練習し、進行役は受講しやすいように補助していきます。

AHA(American Heart Association:アメリカ心臓協会)という医療者向けの専門的な蘇生教育を行なう国際組織が、ビデオに出てくるインストラクターのデモを見て真似しながら練習する手法の効果の高さを実証し、医療者向けの蘇生教育において標準化された手法です。

日本では講師のデモを見たあとから、受講者が見たイメージを思い浮かべながら練習するのが、まだまだ一般的ですが、受講者の習熟度にバラつきが出やすく、講師のレベルがそのまま講習内容に反映される欠点がありました。

気軽に教材購入できて手軽に始められる

 そのような欠点に対して教材を使えばビデオを見れるだけで環境に左右されることなく以下のようなことが一貫して練習できます。

このコースはセクション形式のため,受講者は成人,小児,および乳児に対するスキルをまとめて,または個別に学習できます。各セクションの概算の修了時間を以下に記載します。

成人に対するCPR,AEDの使用,および窒息状態からの救助:約25分
小児に対するCPR,AEDの使用,および窒息状態からの救助:約35分
乳児に対するCPR,および窒息状態からの救助:約30分

ファミリー&フレンズCPRコースの教材は、5冊セットになった受講者用の「受講者マニュアル」と、開催する側の教材となる「ファシリテーターガイド付属DVD」の2種類で構成されています。自前で開催するためには後者の「ファシリテーターガイド付属DVD」を購入します。

乳児マネキンで心肺蘇生をじっくり体得

赤ちゃんや子どもの応急手当は人工呼吸が重視されます。人工呼吸は知っているだけでなく、適切な息の吹き込み方を訓練することが望ましく、特に保育を仕事にしている人は子どもの蘇生ができることを求めらています。

子どもの蘇生法を訓練するために必要な器材、マネキンを購入することも特別なことではありません。人工呼吸のできる規格のマネキンでファミリー&フレンズCPRコースの充実した環境を整えていただきたいと思います。

乳児人工呼吸の自主学習キットで保育の合間の練習を日課にしよう
 保育園で心肺蘇生の練習をしたくても高価なマネキンは買えませんでした。また安価な救急救命マネキンもどき人形では胸を押すことだけしかできませんでした。そんな課題を解決してくれる、手足

ファミリー&フレンズCPRコースの購入

※広告宣伝などではありません。実際に私どもも購入した正規の販売代理店の案内ページをご紹介していますが、購入および購入した商品については責任を負えませんので申し訳ありませんがリンク先のご説明をよくお読みの上でご自身の責任でご購入いただけますようお願いいたします。

シェパード株式会社
〒104-0043 東京都中央区湊3-8-1 リエトコートアルクスタワー902
TEL:03-6280-3744/FAX:03-6732-3202
http://www.e-shepherd.jp/shopdetail/002003000008/

レールダルメディカルジャパン株式会社
〒102-0082 東京都千代田区一番町8 一番町FSビル
TEL:03-3222-8080/FAX:03-3222-8081
http://www.laerdal.com/jp/item/90-2118JP

保育園で日常的に訓練する仕組みをつくろう

 心肺蘇生法の手順を知るには申し分のないビデオです。しかしいくらビデオがよくできていると言っても、保育園児の命を守るための「保育現場で使える技術を学ぶ」ためには、保育士が蓄積した知識と経験を教材の流れに乗せて補足・進行していくコツを知ることが必要です。

小児応急救護の講習を専門とするインストラクターが、わざわざ消防署に救急救命講習を依頼しなくても、保育園で自主開催する手順から看護の知識を生かすコツまで保育士および保育所職員に全てを伝える園内研修を開催します。

書籍【保育救命】~保育者のための安心安全ガイド~

【読者の声】園で子どもたちをのびのびと遊ばせてあげたいけれど、安全面が気になってしまって、禁止ばっかりを作りがちでした。でも、ここにのっている、ハザードマップを作れば、事前に予防ができそうだし、とっても簡単なので、忙しい私たちでもできそうなので、早速やってみたいと思っています。 怪我の対処法も、チャート式で簡潔になっているのでわかりやすいです。かなりオススメですよ。【評価:★★★★★】

【読者の声】保育現場のケガの手当て、事故対応の決定版といえる1冊。チャート式で、緊急時に何をしたらいいかの判断がわかりやすいと大好評。ハザードマップをつかったヒヤリハットの対応から、不安の大きな保護者対応まで、これ1冊で準備できます。【評価:★★★★★】

  • 筆者紹介
  • 最新記事

遠藤 登(安全管理研修担当)

1993年に保母資格と教諭免許を取得。幼稚園勤務等を経て保育所の園長職兼、子どもの傷病者対応を専門とした救命処置法の普及活動を開始しました。2011年お昼寝中に心肺停止した園児を救うことが叶わず現在の活動に至る。株式会社保育安全のかたち代表取締役/ 保育現場のリスクマネジメントをテーマとした書籍を執筆(単著・共著ほか)

お気軽にご相談・ご依頼ください

1

主催団体向け 公募した受講対象者に向けた集合研修への登壇依頼・実施までの流れ 設置法人向け 施設内ほか設置法人内の職員に向けた研修のご依頼・実施までの流れ 保育の危機管理および事故対応等の研修のご依頼 ...

2

 保育者の皆さんは、子どものこころとカラダの健全な成長を願いながら、日々の保育を担っていることでしょう。子どもが輝かしい未来に向かって、元気に生活するためにも、専門的な裏づけとともに、客観性に優れた安 ...

3

 保育者は、安全な保育のためにどのような専門技能を習得したらいいのでしょうか。保育事故の訴訟報道には必ず「注意義務」という言葉が出てきます。福祉の保育もサービスの保育も仕事として契約した時点で注意義務 ...

-自前救命講習開催のすゝめ

Copyright© 保育安全のかたち , 2018 All Rights Reserved.