保育安全のかたちオンライン講座「保育園看護師(保育業専門看護職)キャリア入門」全日程終了

2020年6月23日

準備中
定員 8名
保育安全のかたちオンライン講座 第一弾
保育園看護師(保育業専門看護職)キャリア入門講座
  • 7月24日(金・祝)14:00~17:00 満員御礼
  • 8月 9日(日)14:00~17:00 満員御礼
  • 9月 6日(日)14:00~17:00 満員御礼
  • 10月 10日(土)14:00~17:00 満員御礼
  • 11月 1日(日)14:00~17:00 満員御礼
  • 12月 12日(土)14:00~17:00 満員御礼
▼参加費
聴講者 1名あたり
6,600円(税込)
▼そのほか。
通信費のご負担ほか、
視聴環境のご準備

「保育園看護師」とは、一般に保育園に勤める看護師を指しますが、臨床経験をもつ看護師が、働く場を病院から保育園に鞍替えしたといった単純な話ではなく、医業から保育業へと専門性の転換が求められます。
働き方改革が広がる今の時代における保育の専門家のひとりとしての看護職、そこに求められる役割と、専門性の生かし方について考えていくセミナーです。

本講座について

2019年に好評いただいた講座内容の一部を、オンライン研修に適したコンテンツに置き換えて、スマホやパソコンがあれば、全国どこからでもご参加いただける形で実施します。
募集日時の、講師と参加者とでリアルタイムにやりとりできる、ライブセミナーにくわえて、聞き逃したところや、より深く掘り下げたい事柄を、ひとりで自由に、じっくりふり返りたいというご要望にお応えして、録画の視聴期間をもうけたので、安心して学んでいただけます。

保育園看護師(保育業専門看護職)キャリア入門講座の概要

あなたは『看護師』ですか?それとも『保育園看護師』でしょうか
保育園看護師のウェルビーイングを考える

保育園看護師とは、保育園における大切な専門職のひとつですが、ひとつの保育施設に複数人の看護(医療)職が配置されることはマレで、まだまだ社会的に確立された仕事とは言えません。保育園看護師になられた皆さんは、そもそも入職にいたるまでの背景が様々なことに加えて、看護師の養成課程では学ばなかった、病棟勤務とかけ離れた業務内容に、入職してから戸惑うケースも多く、保育園看護師という専門職の役割を、イチからとらえ直す必要があります。

保育に医療が求められる時代を見すえ、保育園看護師というキャリアを選んだ皆さんの「働き方や専門性」に光を当て、保育園に転職してみてイメージと違った、どのように働けばいいか、保育について、どこまで学んだらいいだろうかと悩むあなたに、保育園看護師を支える制度の理解をともに深め、求められる保健業務と、自ら取り組みたい業務のポイントを整理していただきます。

「ひとり職」と言われる保育園看護師同士の交流の場としてもご活用ください。

保育園看護師の基礎的なキャリアパスと期待される役割

 キャリアパス 期待される役割
1)看護師個人と保育園との関係性自らの所属や待遇を勤務先に保障してもらう医療職として子どもの健康管理および保健衛生の向上の期待
2)保育園看護師としてのキャリアパスの進め方働き方の選択肢に重点をおいて保育園が求める役割にそったキャリアを積む臨床経験に基づく保健衛生の評価に加え、応急処置ほか調整技能の向上が望まれる
3)保育園看護師のキャリアパスの未来像保健衛生業務・クラス担任や園長職就任等の管理・教育を通じて臨床と接点をもつ教育係としての指導技能、保育事故の検証能力ほか組織マネジメントとリスク管理能力

保育園看護師キャリア入門の対象者と講義テーマ

  • 保育の専門職たる看護業務を一緒に考えてくださる方
  • 保育に従事して保健衛生を担う看護職の方
  • 保育園に入職を志す看護職の方
  • 保育園の管理職・リーダー職の方
  • 看護職と一緒に従事する保育関係者の方
  • 保育行政に携わる方

オンライン講座の主な内容

  1. 保育園看護師の働き方と解釈
  2. 知っておきたい保育所保育指針のポイント
  3. 学校保健計画と保健計画のちがい
  4. 医療行為と応急処置の正しい理解
  5. 専門性の向上を目指して学びたい事柄
  6. 保健計画の実践的な立て方とPDCAの回し方

保育園看護師(保育業専門看護職)キャリア入門受講者の感想

保育園看護師A
保育園看護師A

保育園における看護師の役割や法律について知ることが出来て良かった。
保育園看護師として、保育園での衛生管理について具体的にもっと知りたかった(消毒方法や保育士へのアドバイスの仕方など再確認したかった)。
全体にとても内容の良い研修で満足できました。保育園での看護師の研修はないので、今後もいろいろなテーマで研修を開いて欲しい。
ありがとうございました。これからも期待しています。

法律的根拠に基づいだ説明でとてもわかりやすかったです。あらためて保育園看護師の専門性とは何か考えられるとても良い機会でした。

保育園看護師G
保育園看護師G
保育園看護師F
保育園看護師F

保育業種における看護職業務についての部分で、私の働いている千葉県佐倉市は、比較的看護職業務が確立されていることを感じました。保育士の仕事もサポートしますが、手薄ポイントのみを手助けするやり方で業務をしています。
参加された他の方の保育士主導の現場がほぼなのだと感じ、上席の考え方で看護職の動きかたが変わっていくのだと感じました。遠藤先生が看護職の確立をお話されていたことを伺い、まだまだ発展途上なのだと強く感じました。

丁寧でわかりやすかったので、このままでいいと思いました。
私達の仕事は働く場所によって各法律で守れているが、保育所についてはそれがない、というか曖昧、ということがわかり、なぜ宙ぶらりんだったのか理解できました。
だからこそ、切り開ける部分と、求められるままに動いては危険な部分をしっかり見極める必要性を感じました。
もし、補充していただけるなら、そこも声かけしていただけると自分の身を守るすべ(保険も含めて)を本気で考えるきっかけになるかと思いました。

保育園看護師C
保育園看護師C
保育園看護師B
保育園看護師B

公立、私立、経験値など、様々な層の方々と交流できて、情報交換やそれぞれが抱えている悩みを共有できたのがとてもよかったです。
やはり、1人職種としてと悩むポイントは皆さん同じで、気持ちを分かち合えたことが一番嬉しかったです。
自分でいうのは何ですが、看護師という職業柄、真面目な方が多く、いろいろ抱え込みがちだと思います。
保育所保育指針で「専門性を生かして~」とうたわれている割に、法的な部分では保育園看護師の立場は曖昧で、その狭間でもがいている看護師が多くいると思います。指針が変わった今こそ、保育園看護師という専門分野を確立してほしいです。

オンライン研修の参加にあたって準備するもの

Zoom(ビデオ会議システム)のアプリのダウンロード

Zoom(ビデオ会議システム)を使用します。3日前~1週間の間に事務局から受講者へ参加用URLを送ります。当日は、そのリンクをクリックして、オンライン講座に参加します。
オンライン講座の受講に必要な「パソコンまたはスマートフォン(カメラ付き)」、「インターネット環境(Wifi、または固定回線のご利用をおすすめします)」をご準備ください。

テキスト(配布資料)は事前に郵送いたします

本講座は、画面上に共有するスライドと同じテキストを、配布資料として事前にご希望先に郵送いたします。開催直前に申し込んだ場合、開催日までにテキストを受け取れないことがございます。
また、お住まいが海外の方の場合は、テキストはメールで事前にデータをお送りいたします。ご了承ください。

参加確認と、参加者交流のためカメラ・マイクはONでお願いします

講師と受講者の対話をできるだけ行いたいので、マイクやヘッドセットの準備をお願いします。環境によってはマイクが使いにくい場合は、チャットで受け答えをお願いいたします。
あまり顔出しをしたくない方もいるかもしれませんが、視聴者確認をかねて原則、カメラはお顔を映す形でご参加をお願いしています。また、可能な範囲で静かな環境で聴講してください。

保育所保育指針の看護職に関連する記載のご紹介

第2章 保育の内容
1 乳児保育に関わるねらい及び内容
⑶ 保育の実施に関わる配慮事項
ウ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。栄養士及び看護師等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。

第3章 健康及び安全
1 子どもの健康支援
⑴ 子どもの健康状態並びに発育及び発達状態の把握
イ 保護者からの情報とともに、登所時及び保育中を通じて子どもの状態を観察し、何らかの疾病が疑われる状態や傷害が認められた場合には、保護者に連絡するとともに、嘱託医と相談するなど適切な対応を図ること。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。
⑶ 疾病等への対応
ア 保育中に体調不良や傷害が発生した場合には、その子どもの状態等に応じて、保護者に連絡するとともに、適宜、嘱託医や子どものかかりつけ医等と相談し、適切な処置を行うこと。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。
イ 感染症やその他の疾病の発生予防に努め、その発生や疑いがある場合には、必要に応じて嘱託医、市町村、保健所等に連絡し、その指示に従うとともに、保護者や全職員に連絡し、予防等について協力を求めること。また、感染症に関する保育所の対応方法等について、あらかじめ関係機関の協力を得ておくこと。看護師等が配置されている場合には、その専門性を生かし
た対応を図ること。
ウ アレルギー疾患を有する子どもの保育については、保護者と連携し、医師の診断及び指示に基づき、適切な対応を行うこと。また、食物アレルギーに関して、関係機関と連携して、当該保育所の体制構築など、安全な環境の整備を行うこと。看護師や栄養士等が配置されている場合には、その専門性を生かした対応を図ること。

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保育安全のかたち

代表:遠藤/専門:保育の安全管理・衛生管理/保育事故の対策、感染拡大の予防、医療的ケア児ほか障害児の増加など医療との関わりが深まる一方の保育の社会課題の解決にむけて、保育園看護師の業務改革ほかリスク管理が巧みな保育運営をサポート

-保育現場の重大事故を防ぐ研修
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