『大丈夫ですか?大丈夫ですか』『○○せんせ~、きてくださ~い」
こうやってはじまる訓練… そろそろ止めにしませんか

一般的な救命講習は、目の前で家族のひとりが倒れたり、救助を必要とする人に心停止の疑いが強い場合に備えて、バイスタンダー(※)として緊急通報(119番)をはじめ心肺蘇生や、AEDの使用といった救急車が到着するまでに望まれる知識や技能を教わるためのものです。
バイスタンダー(bystander)
要救助者のご家族ほか、善意で救助活動に参加する人を意味します
教職員や保育施設職員は、そのような救命講習を受講しますが、こども家庭庁の報告によると、重大事故の約3分の1(※)において「子どもの動きを見ていなかった」状況で発生しており、救命講習で学ぶシナリオを前提とした訓練だけで備えるには不足があるといえます。
教職員ほか保育施設職員の多くが学ぶ救命講習は主にバイスタンダー向けのため、事故対応については施設内の危機管理マニュアルで補正するか、施設内の職員同士におけるシミュレーション訓練等で不足を補う必要があります。しかしどこが不足していて、どのように補正したらいいかを教わる機会がないため、つくったあとは誰も見ないマニュアルが施設内に保管されたり、
保育中に発生する事故の実態に合っていない救命シミュレーション訓練が行なわれています。当講座はこれらについて改善することを目的としたオリジナル講習です。ぜひご参加ください。
担当講師: 遠藤 登
株式会社保育安全のかたち 代表取締役 / そなすくラボ 所長
一般財団法人エマージェンシー・メディカル・レスポンダー財団 理事
保育士有資格者(施設長ほか保育実務経験あり)
- ご案内する講座内容は予告なく変更する場合があります
救命講習を受講した保育施設の職員同士で実施する救命シミュレーションの構築ポイントと、緊急事態に備える危機管理マニュアルの見なおし講座
保育の専門性を生かして充実した救命訓練をしましょう
実際の保育施設の死亡事故で、救命講習を受講済みの保育者でありながら「責任がとれないから」・「間違ってはいけないから」といった理由で、救命処置の実施や搬送が遅れるケースが散見されます。園外保育で重大な事故が発生していたにも関わらず、見た目にケガがなかったことから、ヒヤリとしたけど大したことはなかった出来事として誤った報告がされた事例もあります。
保育施設の重大事故については、例えば交通事故のように瞬時に事故が起きたと判らないことがあります。そもそも子どもの命に関わる事態かどうかも迷うことがあります。保育施設の緊急事態においてAEDの使用方法を学べば子どもの命が守られるというものではありません。本講座の学びをきっかけにして、保育体勢に合わせたシミュレーション訓練を計画的に進めていきましょう。
※ 救命マネキンを使った心肺蘇生法の練習や、AEDの使用練習は行ないません。
| 参加費 | 各回 5,000円(税込) |
| 対面(募集中) | 2026年 1月 18日(日)10時から17時まで |
| 神奈川県川崎市 カルッツかわさき 中会議室1 最寄駅 JR 川崎駅 / 京浜急行 京急川崎駅 | |
| 対面(調整中) | 〇月 〇日(日)10時から17時まで |
参加いただける対象者と事前準備について
| 参加費 | おひとり 5,000円(税込) *研修資料は当日、参加者にメールでお届けします (ZOOM使用中のネット接続費用などは参加者にご負担いただきます) |
|---|---|
| 受講対象 | 保育園看護師 保育(士)教諭 保育補助者 養護教諭や保健師ほか 保育施設の就職を希望する学生や、勤務予定者など |
| 事前準備 | 主催及び会場施設の規定に基づき、ご参加の皆さまにもマスク着用等の感染対策の実施をお願いしております。 動きやすい服装および、少々、床に膝などついても構わない服装でお越しください。 必要事項を実施・履行頂けない場合、受講をお断りすることがありますのでご了承ください。 |
| 主催 共済 | 一般財団法人エマージェンシー・メディカル・レスポンダー財団 株式会社保育安全のかたち |
| 講師 | 東京都世田谷区松原3丁目30−10 株式会社保育安全のかたち 担当 遠藤 登 宛 電話:03-4405-4926 |