保育施設において「SHEL分析モデル」と聞いて、『S・H・E・L、、、シェ、ル?』と疑問符が浮かぶ職員がいたら要注意です。すでに国は重大事故の対策において、このSHEL分析の使用を義務付けていることを保育者全員が知らなければなりません。加えて一般にSHEL分析を知っているだけでもダメで、保育でSHELを用いて分析を実施するにはひと工夫必要です。
ヒヤリハットも重大事故を減らすための活用を求められていますが、「ヒヤリハットが集まらない」、「ヒヤリハットの報告書が積み重なるだけで放ってある」という話が絶えません。ヒヤリハットという言葉は広く知られていても、活用できることは別であり、特に保育において、一般的に言われるようにヒヤリハットをなくせば上手くいくわけではないことこそ重要なポイントです。
本講座は保育におけるヒヤリハットと、SHEL分析の基本を学び、保育施設で子どもの事故原因を検証する方法を参加者のみなさんと振り返りながら、保育の質を高めつつ事故を防止していくことを目標とした連続講座です。検証を目的とした報告のあり方もお伝えします。
事故報告書には子どものケガの様子と、ケガをした子どもの近くにいた保育者の反省文が記載されます。事故報告書とは、客観性のある検証結果と具体的な再発防止策について読み取れる必要があります。保育施設における事故報告書の書き方や検証方法についても一緒に学びましょう。
お仕事終わりの夜に、オンラインでご参加いただけます。お申込みがあれば、おひとりでもご希望日に開催しますので、お気軽にお申込みください
保育のヒヤリハットと保育SHEL講座の概要
日目 保育のヒヤリハットの理解を深めて活用方法を考える(90分)
第一回は事故防止の基本とされる「ヒヤリハット運動」について学びます。ヒヤリハットが集まらない、ヒヤリハットを集めても取り扱い方が分からないと悩んでいませんか。ヒヤリハットにこだわれば保育が管理主義になって好ましくないとの勘違いも生まれています。
ヒヤリハットの反省を促して保育者の意識を高めさせるのではなく、重大事故の回避を目指しつつ保育の質を高めるための仕組みづくりについて参加者の皆さんと考えます。
講義で用いるツール:安全管理マトリックス。ヒヤリハット活用の仕組みづくり
ヒヤリハットをただ集めればいいわけではなく、そのことを通して、何が見えていて何が見えていないのか?見えていない部分の事故を防ぐためにどうすればいいのか?ここまでの対策ができて初めて事故予防と言えるのだとわかりました。
全体を俯瞰しながら子どもたちを見守るという動きも、自分では心がけていますが、全職員が同じように見守るためには、もっと具体的な動き方を共有するという点が不足しているとわかりました。ヒヤリハットの検証方法も合わせて、よく理解できていない部分をもっと深め、施設の安全対策に役立てられればと思います。
日目 保育の相関関係と事故原因の導き出し方を考える(90分)
保育事故の解決策を考える際には、「なぜ、その事故は起きたのか?」といった原因を探る、「なぜなぜ分析」という手法が漠然とした形で用いられます。残念なことに間違った原因、望まれる保育から遠ざかる解決策が導かれてしまい、結果として子どもに制限を強いる保育になっていきます。
第一回の講座の「事故とヒヤリハット」の理解をもとに、出来事の背景(保育の相関関係)を洗い出しながら事故の根本原因を導き出すためのポイントについて参加者のみなさんと考えます。
自分が危険だと思う事と、他の人が危険だと思う事が異なるので、どれだけお互いの危険予測を伝え合い共有できるかが大切で、また、その伝え合うための仕組みを作っていかなければならないと感じました。
私の中で特に印象的だったのは、見えてない事象が一番危険という事でした。見えてない可能性を極力減らすためにも、事前の危険予知を徹底していきたいと考えます。
この度はご指導いただきまして、誠にありがとうございました。
ちなみに、保育救命の本も日々活用させていただいてます!
日目 保育事故の分析手法「保育SHEL」の基礎を学ぶ(90分)
第三回はいよいよ保育の事故を分析する「保育SHEL」について学びます。保育現場で発生した重大事故を地方自治体に届け出る報告書の書式には、すでに事故原因を検証、報告するにあたって「SHEL分析モデル」が組み入れられています。保育事故の検証に適した SHEL の書き方についての理解を深めながら、ヒヤリハットもふくむ検証方法の仕組みづくりについて考えます。
講義で用いるツール:保育SHEL。保育の課題検証のための仕組みづくり
受講したあと指導計画の様式に、取り組み内容から予測される危険とその対策を記入するようにしました(実際に使用するのは次年度から)。その上で、ヒヤリハットは想定外の危険に気づけた(ギリギリではあったが事故を未然に防げた)ポジティブなできごとと認識して、積極的に報告・共有する、という意識づけを行うようにします。
これまでも「遊びの充実と安全の確保は両立できる」という信念で保育に携わってきましたが、その両方の視点を明確に取り込んだ様式を導入したり、ミーティングや園内研修の形式を見直すところから始めます。
保育のヒヤリハットと保育SHEL講座の開催日時
| 参加費 | 3回分 一括お支払い:11,000円 ※ 1つのみ講座を選択してのお支払い:4,500円(税込) ※ 日程はできる限り、順番に受講なされることをお薦めします ※ 最低開催人数、おひとりでも開催しますので、ご都合に合わせてお申込みください |
| 1日目講座 | 保育のヒヤリハットの理解を深めて活用方法を考える |
| 開催日時 | 2月10日(火)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり |
| 2月17日(火)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| 2月24日(火)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| ほか3月各週 火曜日 | |
| 2日目講座 | 保育の相関関係と事故原因の導き出し方を考える |
| 開催日時 | 2月12日(木)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり |
| 2月19日(木)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| 2月26日(木)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| ほか3月各週 木曜日 | |
| 3日目講座 | 保育事故の分析手法「保育SHEL」の基礎を学ぶ |
| 開催日時 | 2月13日(金)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり |
| 2月20日(金)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| 2月27日(金)20:00~21:30(90分)質疑応答延長あり | |
| ほか3月各週 金曜日 | |
| 重要 | 特定商取引法に基づく表記 |
保育のヒヤリハットと保育SHEL講座の対象者と事前準備について
| 受講対象 | ★保育園看護師 ★保育(士)教諭 ★保育補助者 ★養護教諭ほか ※グループディスカッションを行なうので顔出し(アバター可)、声出しができる方。 |
|---|---|
| 事前準備 | ZOOMアプリ(ビデオ会議システム)を使用します。 3日前~1週間の間に事務局から受講者へ参加用URLを送ります。オンライン講座の受講に必要な「パソコンまたはスマートフォン(カメラ付き)」、「インターネット環境(Wifi、または固定回線のご利用をおすすめします)」をご準備ください。 参加確認と、参加者交流のためカメラ・マイクはONでお願いします。講師と受講者の対話をできるだけ行いたいので、マイクやヘッドセットの準備をお願いします。環境によってはマイクが使いにくい場合は、チャットで受け答えをお願いいたします。 |
| 講師 | 東京都世田谷区松原3丁目30−10 株式会社保育安全のかたち 担当 遠藤 登 宛 電話:03-4405-4926 |
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