コラム
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葉山町保育園の転倒して腹部損傷を負った事故と保育所職員の応急手当の課題
神奈川県三浦郡葉山町の保育園で発生した事故の検証報告書を振り返りながら、子どものケガの調べ方に関する保育者の課題と応急手当をするときに心掛けたいポイントについてお届けします。本件は子どもの腹部の臓器 ...
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ノロウイルスの大流行と保育施設に大切な潜伏期対策の考え方
2017/01/11 コラム, 事故予防の組織的取り組み, 保健衛生の質向上
熊本県南小国町の保育園でもちつき行事を通じて集団食中毒が発生したように、全国でノロウイルスの大流行が危ぶまれています。国立感染症研究所によると、過去10シーズンで最も流行した2012年のピーク時に迫 ...
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集団保育の応急手当 「万が一のとき」の初期対応の手順
2016/12/13 コラム, 事故予防の組織的取り組み, 保健衛生の質向上, 初期対応
応急手当の基本はケガや病気が悪化することを遅らせたり、手当て開始当初の状態を留めることです。それに加えて、保育者には「保護者の不安を解消すること」が応急手当のゴール到達に求められます。子どものケガを ...
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プールあそびに”安全な水深”がないわけ。保育のリスクとハザードの考え方
2016/12/09 コラム, プール事故と溺水対応, 小児科学
「子どもの命を守らないといけない」、保育現場からはそんなメッセージが聴こえる反面、「安全管理は保育を乏しいものにする」とのマイナスイメージも。そこには、子どもの命を守ることも、ゆたかな保育をすること ...
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保育のヒヤリハットの集め方とヒヤリハットを生かした保育の事故防止の方法
2016/10/26 コラム, ヒヤリハットの検証方法, 事故予防の組織的取り組み, 保育の安全基準
保育で、いつからか「ヒヤリハット運動」と呼ばれるものが広がり、ヒヤリハットを集めて事故防止に役立てようという盛り上がりを見せたものの、保育現場からは「ヒヤリハットが集まりません」、「集めたヒヤリハッ ...
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「スゴいい保育」に掲載された豊かな保育を実現するリスクコントロールについて
2016/06/16 コラム, 事故予防の組織的取り組み, 保育の安全基準
保育のいまの声と必要な未来を伝えるサイト「スゴいい保育」の中の、「シンカする保育(「深化」と「進化」を続ける保育の今をさぐる)」の一番最初の記事として、安全と豊かな保育についてまとめた、『保育士は言 ...
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保育園のお昼寝の呼吸確認は人工呼吸じゃなくて補助呼吸の考え方が正しい
2016/04/14 うつぶせ寝の弊害, コラム, 子どもの事故と人工呼吸
東京と大阪の保育施設で、うつぶせ寝を原因とした窒息で、同じく1歳の子どもが亡くなりました。睡眠中の安全について、保育の安全研究・教育センターの掛札先生がお書きになったので、突然死リスクの低減と異常の ...
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保育の事故データベースNo.73「園内ホールの骨折事故」の独自分析
2015/12/22 C-SHEL 分析モデル, コラム, 保育事故のデータベース
「特定教育・保育施設等における事故情報データベース」No.73に掲載された事故について、第三者が再発防止に役立てるためのポイントを考慮しながら、独自に分析を試みます。データベースに掲載された以外の情 ...
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窒息事故の防止にと口内に指を入れたり水を飲むのが間違いで危険な理由
窒息事故について対応する研修を行なうと、「指を入れて掻き出そうとして指を噛まれた」という悩みや、「水を飲ませるのは?」という疑問を尋ねられます。そのほかにも背中を叩くタイミングがズレていたり、叩き方 ...
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保育を仕事にする対応義務者のための保育の事故のリスクマネジメント
2015/08/22 コラム, 事故予防の組織的取り組み, 保育の安全基準
保育を仕事にする者(保育所職員や幼稚園教諭、そして保育ママやベビーシッターなど)は、保育の利用者と保育の契約を結びます。保育の契約を結ぶと、保育をするにあたって、子どもの事故に対する法的な注意義務や ...
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噛みあとの応急手当に冷えピタはNGな訳と噛みつかせない保育のあり方
2014/08/19 コラム, 保健衛生の質向上, 保育ガジェットとIoT
保育中に子どもの「かみつき」があったら、噛まれた子どもの患部を冷やすことが大切です。患部を冷やすにはアイスノンなど保冷材でもいいですが、できれば氷嚢(ヒョウノウ)の応急手当がおすすめです。硬い保冷材 ...
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駅で救命行為をした受講者の報告で分かる救命講習の重要ポイント
2014/01/01 CPR認定講習会, コラム, 蘇生ガイドライン2010
LSFA-Children's CPR認定講習という応急手当プログラムを受講してくださった方から、その二日後の早朝に駅で倒れていた人の救命行為をしたと報告がありました。受講時に懸命にマネキンの胸を押 ...
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乳幼児突然死症候群と夜泣き
SIDS:乳幼児突然死症候群を防ぐためだと言っても、長年、保育現場で保育者が子どもに対してうつぶせ寝で寝かせる行為がなくなりません。乳幼児突然死症候群を防ぐためにやってはいけないとされる、うつぶせ寝 ...
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保育事故の数字に出ない認可保育園と認可外保育所の安全管理の違い
2013/09/24 コラム, 保育事故のデータベース, 小児科学
毎年、厚労省から発表される「保育施設における事故報告集計」によって話題となる、「無認可保育所の杜撰な安全管理」の信ぴょう性を疑ったことはありますか?ここでは保育事故報告集計の数値の裏側にある認可保育 ...
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「迷ったら打て」?保育施設でエピペンが打てるようになるまでの経緯
2013/01/17 アレルギー対応ガイドライン, コラム, 保健衛生の質向上
2,011年3月に厚労省が保育所におけるアレルギー対応ガイドラインを発表して、まもなく2年が経ちますが、特にエピペン(重度アレルギー反応時のアドレナリン自己注射器)の使用を巡っては、まだまだ誤った情 ...
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応急手当で噛み跡を揉んだら青あざが残る理由と保育園も備えてほしい氷嚢
2011/04/16 コラム, 保育ガジェットとIoT, 小児科学
子どもの噛み跡や引っ掻き傷をお迎えまでに消してしまえる手当て方法はありませんか?と今も昔もたくさんご質問いただきます。噛まれた箇所を揉んだり、噛み跡が腫れてから慌てて子どもの肌に保冷剤を当てて、肌を ...
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寝返ってうつぶせ寝だったときの呼吸確認方法を蘇生ガイドラインから考える
2011年に入って、消防署をはじめとした普及団体の心肺蘇生法のやり方が、2010年日本版蘇生ガイドラインを土台にしたものへ更新されました。現時点の変更点は、「心肺停止かを判断する呼吸確認のやり方の変 ...
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乳幼児突然死症候群(SIDS)のガイドラインを受けて保育者が考えること
2010/10/17 うつぶせ寝の弊害, コラム, 事故予防の組織的取り組み
厚生労働省から「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のガイドラインがもたらされたことで、SIDSの疑いがもたれる症例については解剖が義務付けられました。それまで全国の保育園で、子どもが預けられていた最中 ...